ドローンが送電線を自動追尾して送電設備を点検
株式会社センシンロボティクス(以下、センシンロボティクス)と中部電力パワーグリッド株式会社(以下、中部電力パワーグリッド)は、ドローンが送電線を自動追尾する送電設備自動点検技術を共同で開発しました。
同時に送電設備自動点検技術を大型鉄塔にも適用拡大し、中部電力パワーグリッドが保有する送電設備の点検業務での運用を予定しています。
鉄塔と送電線を一括で自動点検
送電設備の点検業務では、定期的に作業員が鉄塔に昇って目視で点検することで設備の健全性確認を行いますが、人手や時間がかかり高所作業は作業員の負担が大きく危険も伴います。
センシンロボティクスと中部電力パワーグリッドの両社は、これまでも送電設備のメンテナンス業務にドローンを活用するための送電設備自動点検技術を共同で開発し、実設備を使った検証を行ってきました。
今回、これに自動追尾機能を追加することにより鉄塔(支持物・がいし)と送電線(架空地線・電力線)を一括で自動点検可能とする技術を開発しました。
同時に大型送電設備(超高圧送電線路等)の自動点検飛行にも対応し、単導体送電線のみならず多導体送電線も点検が可能となったため、様々な規模の送電設備に関する業務の効率化が期待されます。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社センシンロボティクスのプレスリリース(PRTIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000028447.html