技術の継承に貢献するアプリ
実機に近い感覚でショベルカーを操作できるシミュレーターアプリ「重機でGo」。
トライアロー株式会社が手掛ける同アプリのダウンロード数が、10万に達したことが5月24日に発表されました。
同アプリは重機オペレーターの人手不足に悩む建設会社の声を参考に、2019年にリリースされたものです。
建設業界の高齢化に伴い、ベテランから若手への技術継承が急がれます。
しかし重機オペレーターの技術は長年にわたる努力と経験から培われていくもの。その受け渡しは容易ではありません。
そんな現場の声に応え、本物の重機に触れているような操作感覚のシミュレーションアプリ「重機でGo」が誕生しました。
本物同様の操作性が実現
「重機でGo」開発の狙いは、建設業界で働く人々の育成と未経験者に重機に興味を持ってもらうことでした。
現在は建設業界以外の方が免許取得前のトレーニングに活用したり、災害復旧現場のボランティアチームが訓練に利用したりと、新たな広がりを見せています。
ダンプへ土を積む・土をダンプへ載せる・岩をすくう・岩を置く等、基礎的な作業が体験できます。
レバーパターンは日立・コマツパターン、JISパターン、三菱パターン、神鋼パターンの4種類が選択可能。
アプリはスマホ(iOS・Android)とVR(Oculus Quest2・Oculus Quest)に対応しています。ゴーグルを装着するVR版では、より臨場感のある操作訓練が行えます。
スマホ・VR版ともに無料・有料版が用意されており、有料版の方がより実践的なトレーニングに有効です。
利用側の環境に合わせたオーダーメイドの見積もりにも対応しています。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
トライアロー株式会社のプレスリリース
https://www.atpress.ne.jp/news/310464